フロントディレイラーワイヤーの張り調整
チェーンの音鳴り
少々前の話になりますが、京見峠へのサイクリングの帰りくらいから、フロントミドルギアでリアを2速以下に入れるとチャラチャラとチェーンが鳴るようになりました。1速はもう少し前から鳴っていたような気もしますが、2速で音が鳴るということはなかったのでワイヤーの伸びを疑いました。乗り始めて大した距離でもなかったので、初期伸びというヤツですね。
家に帰って見てみると、確かにフロントディレイラーのガイドプレートとチェーンが接触していました。
原因確認
フロントディレイラーのワイヤーを指で押して張りを強くすると、ガイドプレートが外側に動いて隙間ができます。やはりワイヤーが伸びて緩んでいたということですね。
ワイヤーの張り調整
フロントディレイラーの調整は、ディレイラーのロー側/トップ側のアジャストボルトによるプレート動作範囲の調整と、シフターのアジャストボルトによるワイヤーの張り具合の調整*1とがありますが、動作範囲は適切に調整されているはずなので今回は張り具合だけ調整します。
アジャストボルトをワイヤーが張る方向に回します(写真参照)。ただ、何やら構造のよく分からないボルトで、ただ回していると空回りしているような感じになる時があります。ボルトにスプリングが付いていて引っ張ると動くので、引っ張ってから回すのが正しい?
チェーンとプレートに隙間が開くよう調整しますが、その隙間は0.5mm程度が適正量とのことなので、隙間が開くか開かないかという程度にせよということですね。
隙間を開け過ぎると、逆にリアをハイギアにした時に反対側のプレートが接触してしまいます。
隙間を適正に調整しても、リアを一番重い1速や一番軽い8速に入れてチェーンを回すと時々プレートに軽く擦れるような感じです。基本的にはリアに合わせてフロントも重いギアか軽いギアにすることでチェーンは真っ直ぐに近づき、プレートとも当たらなくなるので問題はないでしょう。
隙間が開くか開かないか程度に調整できたら作業完了!
まとめ
- フロントディレイラーワイヤーの伸びはチェーンの音鳴りに繋がる
- ワイヤーの伸びが軽度な場合、シフターのアジャストボルトで張りを調整する
- プレートとチェーンが当たるか当たらないか程度の隙間(0mm〜0.5mm)が適正
[リアディレイラーワイヤーの張り調整]
費用: ¥0
必要工具: なし
作業時間: 10分
難易度: ★☆☆☆☆