続・通勤チャリのカスタム(ブレーキ・ホイール交換)
コロナが収まらないまま、2021年を迎えました。
ブログの方はすっかり更新をサボって、昨年の夏以来です。ぼくの自転車熱はコロナに負けず、冷めることなく色々やってますが、とりあえず前回に続いて通勤チャリのカスタムについて記しておきます。
ブレーキキャリパー交換(Avid BB7)
前回の記事を上げたすぐ後に、ブレーキキャリパーを換えました。機械式の中では効きが良いと評価の高いAvidのBB7です。www.dirtfreak.co.jp
AliExpressで購入。前後で¥4,685でした。国内価格だと1万円をかるく超えるので、本物か疑ってしまうような安さです。まぁ本来それほど高級な代物ではないようですし、かなり複雑な構造をしているので、そんなもののコピーをわざわざ作るとも思えませんが。
バルク品でしょうか。箱なしでモノが直に梱包材に巻かれた状態で届きました。説明書や保証書の類も付属せず。
いきなり装着後の写真。Vブレーキのシューのように、凸と凹のワッシャー(スペーサー?)で取り付け角度を微調整できるようになっています。
取り付けについては特に苦労することはなく、調整も通常なら一般的な機械式ディスクブレーキよりやりやすい部類に入るかと思います。が、ぼくのチャリの場合、フロント側のキャリパーのアーム部分に泥よけのステーが干渉してしまい、それを避けるために少しアームを引いた状態でワイヤーを固定する必要がありました。これにより外側のピストンがはじめから少し出た状態になってしまうので、調整の幅が狭まってしまい結構苦労しました。遊びを減らそうとするとすぐディスクと擦れる…。
調整の塩梅にも依るかと思いますが、ぼくが感じたBB7の特徴。
- ブレーキレバーの引きは軽い。ただし引き量は大きめか。
- 引きが軽いの指1本でもしっかり効かせられる。
- 引き量が大きめの分(?)、コントロールしやすい。ジワーっと効く感じ。
ホイール交換(手組み)
次は、大物。自転車カスタムの花型(?)、ホイールの交換です。通勤用の自転車にはもったいないかとも思いましたが…まぁ、ホイールを換えたかったというより手組みをしてみたかったんですねぇ。
過去には車体での振れ取りをトライしたこともありましたが、この機会に振れ取り台も買いました。FEEDBACK SPORTSのPRO TRUING STAND 2.0ってヤツにしました。BIKE24で購入。
使用したパーツたち。
ハブ | シマノ HB-M8000, FH-M8000 (前後とも32H) |
リム | TNI AL22WL (オフセット有) |
スポーク | Sapim Race (290mm) |
ニップル | Sapim Polyax 真鍮ニップル (12mm) |
前が839g、後が1034gでした。MTB用のハブですし、スポーク本数も多いのでそれほど軽くはありません。
組んだらこんな感じ。フロントが逆イタリアン、リアがJIS組みになっています。共に3クロス。
最初の1、2本はバルブ穴やハブのXTロゴの位置関係など合わせるため、ネット記事や手持ちのホイールを見ながら慎重にやりました。後は規則的に組んでいくだけなので、初めてでもそれほど難しいこともありませんでしたが。
振れ取りの様子。ちなみに、組む際は奥にいるRove LTDのホイールをお手本にしました。
結構しっかりとした作りで、縦ブレ・横ブレ取りの作業は問題なし(あとは作業者の腕次第)。台から外さないとリムセンターゲージを当てられないので、センター出しの調整には手間がかかります。予想は付いていたことですし、しょっちゅう行う作業でもないので、ぼくとしては特に問題ありません。でも、商品名に付いている“PRO”というのはどうでしょうね…。
で、できあがったホイールを通勤チャリに付けました。このときは泥よけと錠を外してスッキリしてます。ちなみに、ブレーキディスクの固定方式が6ボルトからセンターロック式に変わったので、シマノのSM-RT54を付けました。レジン用のディスクなのでAVID純正のメタルパッドからBBBのレジンパッド(BBS-42T)に換えました。地味にブレーキレバーもウチに転がっていたAVIDの物になっていますが、写真では分かりませんね。
初めて自分で組んだこのホイール、軽さはやはりあまり感じられなかったのですが、剛性はかなり増した気がします。オフセットリムを使用した効果?街乗りで軽くペダルを回している分にはホイールの剛性なんてほとんど意味はないのですが…速さを求めるならFulcrumやDT Swissあたりの完組みを買った方が良かったでしょうね〜。ま、パーツセレクトの時点でそういう方向性にはなっていませんし、何より自分で組んだホイールということで自己満足度は非常に高し!です。
駆動系を換え、ブレーキを換え、ホイールも換えた通勤チャリ…いじりたいところがもうあまりないかも。
通勤チャリのカスタム(ペダル、タイヤ交換)
通勤用にJamis Allegro Sport Discを購入して1年ちょっと経ちました。なんとなくいじりたくなり、お手頃カスタムをしてみました。元が安物パーツで固められている分、お手頃価格のパーツでもグレードアップになるのが良いです。はじめから良いパーツの付いたRove LTDだとそうはいきませんから…。
導入したのは下記。
- ペダル → TIOGA SureFoot Slim
- タイヤ → Vittoria Zaffiro Pro IV Control
どちらも購入時のものがそのまま付いていて、無名ペダルは食いつきが悪く回転も渋い、KENDAのタイヤも耐パンク性では安心感があるもののグリップ感が希薄…通勤に支障があるわけではないものの、そのうち替えようと思っていました。
TIOGA SureFoot Slim
tiogajpn.com楽天市場のショップで1500円くらいで購入しました。MTB用ペダル風のデザインで、踏み面が広く、薄いのが特徴です。樹脂製ボディのため高級感はないものの軽く、一体成型のピンは金属製のピンよりシューズへのダメージが小さいので、通勤用にはこれで良いと思っています。リフレクターも付けられますし(標準で付属しています)。
取り付けはペダルレンチかアーレンキーで。ベアリングの玉押しはキツ目にしてあるらしく、初めはゴロつく感じがかなりあり、手で回しても3回転くらいで止まっていましたが、数十キロ走ると馴染みが出てまずまず軽く回るようになりました。10回転くらい?Rove LTD用に買った三ヶ島のALLWAYSのように回り続ける感じではありませんが、全く回りもしない元のペダルよりは大幅改善です。また、ALLWAYSは回転抵抗が小さ過ぎて、足を離すと勝手に縦を向いてしまいます。SureFoot SLIMは足を載せていた時の角度をキープするので、その分漕ぎ出し時に足を載せ直しやすいような気もします。
踏面については十分に広く踏みやすいですが、ベアリングが入っている箇所の膨らみが足裏に伝わり少々違和感を覚えました。食いつきは街乗りには十分なレベルだと思います。前のペダルだとかなり滑る感じだったモンベルのサンダル(アウトソールが硬め?)で乗っても全然大丈夫でした。
かなり大きなペダルなので、シュッとした自転車には似合わないと思います。ぼくの通勤チャリは色々後付けされてかなりどっしりとしているので、まぁその点は大丈夫かな。
Vittoria Zaffiro Pro IV Control
www.bike24.combike24で他のものと一緒に購入しました。送料含まずで1本2,000円くらい。ロードバイクのトレーニング用という位置づけのタイヤです。お手頃価格に、ロード用タイヤにしては雨の日でも安心感のあるパターンで通勤チャリのタイヤとしてもバランスが取れているかなということで選びました。Vittoriaのサイトでは"Control"が付いたZaffiro Proのページが見つかりませんでした…。Vittoriaでは、"Control"が付くと耐久性自慢のタイヤになるようです。Zaffiro Pro Controlは耐パンクベルトが2重化され、その分ControlなしのZaffiro Proより20グラムほど重く、300円ほど値段も上がります。通勤用なので、ここは少々の軽さやコストよりパンクしにくさを重視しました。
太さは元のタイヤと同じ32cを選びました。サイトでは390gとありましたが、実測で392gか393gでほぼ誤差なし。元のKENDAが530g〜540gだったので、結構な軽量化です。
サイドのリフレクターが無くなったせいか、前のタイヤよりもっちり太く見えます。
替えてからまだ少ししか乗っていないのですが、印象としてはKENDAと比べて空気圧の割に柔らかいと感じました。しなやかになったということかな?タイヤ表面(コンパウンド)の感触も、KENDAが硬く乾いた感じだったのと比べてゴムらしい粘り気がわずかにあるので、タイヤのしなりと相まってグリップ感は増すと思います(当然ですが)。
それにしても真っ黒ですね…。
今回の記事はここまで。
今日あたり、注文していたブレーキキャリパーが届くので次回はそれかな。
チューブレス化(WTB Horizon+KOM) その2
前回の記事からの続きで、Rove LTDのタイヤのチューブレス化です。ビードが上がり、難関は超えた感じですが、シーラントを入れて空気圧を十分に維持できることが確認できるまで安心はできません。
どうやってシーラントを入れる?
ビードを上げるために石鹸水まみれにしたので、この時点ではシーラントを入れておらず気密が不完全です。タイヤとリムの間で石鹸水がシュワシュワと泡立ち、少しずつ空気が漏れていく様子が分かります。小一時間放置してみたところ、当然ですがタイヤの空気圧はかなり下がりベコベコになりました。
さてシーラントを入れる必要があるのですが、バルブから注入するためのインジェクターは用意していません。この場合はビードを一部リムから外して隙間を開け、そこから流し込む必要があります。しかしビードを外してしまうと、再び上げられるのかが心配なところ。そこでビードをちょっと外し、シーラントを入れずに試しにポンピングしてみたのですが、石鹸水まみれにする前と同じ状態でスカスカ空気が抜けて手応えなし。AF-1も使ってみましたがやっぱりダメ…う〜む。
この状態からシーラントを入れれば、シーラントが石鹸水と同様の役割をして上手くいったのかもしれませんが、ダメだった場合のリカバリを考えると気が乗らない。石鹸水を使えばビードは上がることが確認できているので、インジェクターがあれば確実にシーラントを入れられるということで、インジェクターを導入することに決めました。再びリムを石鹸水まみれにするため、とりあえずタイヤを外してしまいます。
タイヤサイドのヒゲについて(ちょっと寄り道)
タイヤを外したときに気がついたのですが、サイドのヒゲのうち、一番内周側のものがリムの縁に挟み込まれるようなカタチになっていました。密閉性を損なう原因になりそうな感じがしたので、一応全部ニッパーで短く切っておきました。ヒゲの付け根部分はリムより外側になるので、短くしてしまえばリムに挟み込まれることはありません。
二度目のビード上げでAF-1が活躍
リムを石鹸水まみれにしてからタイヤを取り付けて手でポンピングしたところ、今度は少し空気の漏れが速くビードが上がりませんでした。リムテープとタイヤの当たりや石鹸水の加減で変わるようですね。ここぞとばかりにAF-1を使ってみると、漏れのスピードに負けない勢いで空気が注入され、一発でパンッパンッとビードが上がってくれました。期待していたのはこれですよ!
ここまでは前輪の作業でしたが、後輪も同じ作業を繰り返します。リムテープをもう一重巻いてから石鹸水まみれにして、まずは手のポンピングでビード上げを試してみましたがスンナリといかない感じ。この時もAF-1を使うと一発で上がったので、やはりなかなか効果的なようです。
これで前後輪ともビードが上がりました。あとはバルブからシーラントを入れる必要がありますがインジェクターがないので、この日の作業はここまでにしました。
シーラントの注入
翌日京都駅前のイオンモールまでスクーターでひとっ走りしてインジェクターを調達しました。購入したのはこんなの。
ダイソーの化粧品用スポイトですが、ネットで調べたところ、これで十分どころか非常に使いやすいとのこと。仏式のバルブの場合、バルブコアを取り外した状態でスポイトの先がぴったりはまるので、軽く感動します。バルブコアの取り外しにはParktoolのVC-1という専用ツールを使いました。
注入するシーラントの量ですが、ネットで調べてみるとロード用タイヤで30ml、MTB用タイヤで60ml程度としているところが多いようだったので、太めタイヤであることを考慮して50ml入れることにしました。別の容器に50ml分のシーラントを入れてスポイトで移していきます。
上の写真の通り、百円スポイトは専用品であるかの如くバルブにジャストフィットします。シーラントを入れている容器は転がっていたもずく酢のカップです。シーラントはシール効果を高めるものと思しき固形物が含まれており、時間がたつそれが底の方に沈んでしまいます。少し吸い出せずに残ってしまったので、手早く作業するか、途中で撹拌した方が良いでしょう。作業前にボトルをよく振るのも忘れずに…。
シーラントを注入したら軽く回したり振ったりして全体に行き渡らせてから空気を入れてさらに回す、振るを繰り返します。リムとタイヤの間から少しシーラントが滲み出して泡立ちますが、ほんの僅かなのでそれほど心配はせず。空気が漏れるような音もありませんでした。
減圧確認
あとは基本放置ですが、時折気になって回したりしていました。一晩置いて翌朝タイヤの様子を見ると、少し柔らかくなっているかなという程度。シーラントが隙間を埋めるまでに漏れた空気の分だけ圧力が下がったものと思われます。空気を入れなおしてもう一日おきましたが、今度は変化が分からないレベルで、きちんと空気圧を維持できていました。
最初は全く空気が入らず、上手くいくのか心配になる場面もありましたが、なんとか成功してホッとしました。しかしリムテープの密着具合でビードの上がり易さが変わりそうなので、次タイヤを外すとそのままで上手くいくかどうかは分かりませんね。リムテープ巻き直しが必要なんてことにならなければ良いですが…。
乗り味変わった?
さて、チューブレス化したタイヤの感想ですが、、正直そこまでハッキリとした違いは知覚できませんでした。チューブレス化する前の2週間近くRove LTDに乗っておらず、その間も通勤号のAllegro Sports Discには乗っていたので、そちらとの違いがありすぎました。心なしか軽くなったような、しなやかになったような気もするのですが…まぁ、チューブレスにしたということで自己満足度は上がりましたし、趣味なんてそれだけで十分ですね。
チューブレス化(WTB Horizon+KOM) その1
先日購入したKonaのRove LTDはチューブレスレディのタイヤとリムが付いていました。共に米国WTB社のもので、タイヤはHorizon 650x47c、リムはKOM i25というやつです。購入時点でチューブが入った状態になっていたのをとりあえずそのまま乗っていましたが、二月ほどしてチューブレス化を決行しました。
チューブレス化のメリットや、細かな手順については改めて語る必要もないと思うので省略。
準備
ビード上げが大変という話をよく聞くので、作業の成功率を高めるため専用の機材を調達しました。フロアポンプに繋いで使用する補助タンクのようなもので、ポンプで一旦ここに空気を溜め込んでから一気にタイヤに注入することができます。SARFASというブランドで販売されているエアフォースワン(AF-1)という商品をYahooショッピングで購入しました。SchwalbeやTopeakなどからも同様の商品が出ていますが、こちらの特徴はざっくり以下。
- 充填可能な空気の量が多い
- 安い
- 大きく、重い
同等品と思われるBETO CJA-001Sというのが海外サイトのレビュー記事で好評価だったので、はじめそれを見て買おうとしていたのですが、後で見つけて少しだけ安く購入可能だったAF-1になりました。なお、シマノPROのコンプレッサータンクってのもほぼ同等品と思われますが、最大空気圧の数値が少し大きいのと、口金の変更があるようです。また価格は2〜3千円ほど上がります。。
チューブレスレディリム+タイヤのチューブレス化に必須のシーラントは定番のSTAN'S。リムテープはWTBのものにしておきました。リムの内幅+5mmが推奨だというので30mm幅のものを購入。あと、なんとなくParkToolのバルブコアツール。これらはWiggleで買いました。コロナの影響で配送に時間がかかるかなと思いましたが、一週間とちょっとくらいで届きました。
チューブレス用のバルブは自転車に付属していたので事前にしていた準備はこんなもんですが、後でシーラントの注入用にシリンジが必要になりました。
タイヤの取り外し、ビード上げのお試し
ホイールを車体から、タイヤをホイール(リム)から取り外します。ビードがリムにビッチリとはまり込むかたちになっているので引き剥がすのに少々力が要りました。タイヤを外してみると、リムテープはチューブレス用のものが貼られていました。
テープは上の写真のようにシワひとつないよさ気な状態だったので、そのままチューブレス用のバルブを取り付け、タイヤをはめ直してビードが上がるか確認しました。
チューブレスのタイヤはリムにはめるのに相当力が要ると聞いていましたが、素手でも拍子抜けするほど簡単にはまりました。チューブ入りで乗っている間に少し伸びた?ただ、タイヤがリムに対して少し大きいのかタイヤの縁とリム(テープ)面との間にかなり隙間があり、この時点で本当に空気が入るのか不安がよぎりました。
空気入れでポンピングすると、案の定、そのままスースーと抵抗もなく隙間から空気が抜けていきます。まるで手応えなし。この感じだと流石に無理かなと思いつつ、AF-1を使ってみたところ、やはり全然ダメでタイヤに空気が貯まっていく気配はまるでなし…マジでか?
この段階を図にするとこんな感じ。タイヤに空気を入れても隙間からスルー。
石鹸水をリムにまとわせると良いという情報をネットで仕込んで、試してみるもこの時点では効果なし*1。
リムテープ追加
どうも、ニップルホールの凹みができる程までリムにテープが密着した状態が良くないのでは思い、既に貼られていたテープの上からもう1周追加で巻くことにしました。ホイールを地べたに置いたままだとやりにくそうだったので、逆さまにひっくり返した状態の自転車に取り付けて作業しました。油が大敵と聞くので、脱脂剤(シリコンオフ)でしっかり拭きあげたうえ、粉なしのニトリル手袋をつけての作業です。
ホイールを自転車につけて作業したのは正解で、テープに適度なテンションをかける、位置を合わせるということが非常にやりやすかったと思います。チューブレス用のリムテープを使うのが初めてだったので、WTBのテープについて良し悪しを語ることはできませんが、特に扱いにくさは感じませんでした。
一周巻いた後、熱したドライバでバルブを通す穴を開け、タイヤ+チューブを付けて空気を入れることでテープを押さえました。指で押さえるより均一な力がかかるかな…と。ただ、リムに完全密着してしまうとチューブ無しでビード上がらない問題の解決にならないので、ビードが上がるまで空気を入れた後、空気圧を下げておきました。
小一時間の放置後、タイヤ・チューブを取り除くと下記のような状態でした(写真なし…)。
- リム外側のビードが載る部分はテープが密着
- リム中央側はテープが少し浮いた状態でところどころシワあり
バルブとタイヤと付けてポンプで空気を注入すると、依然としてタイヤが膨らんでいく感じはあまりないものの少し抵抗がでてきているような感じ。タイヤとテープが接触するようになったのだと思われます。多分こんな感じ。
ただこの状態でも空気の漏れは速く、AF-1を使用しても殆どタイヤは膨らんでいない感じでした。
+石鹸水でビード上げ成功
続いて、再び石鹸水の力を借ります。目的は滑りを良くすることではなく、リムテープとタイヤの接触面の密閉性を高めることなので、濃い目でモコモコした泡をスポンジで作ってたっぷりリムに載せてからタイヤをはめました。
ここで前との違いを感じます。
- ホイールに対してタイヤを回す際の抵抗が大きい
- タイヤを押して凹ませる際にブシュッという音が鳴る
確実に密着性が上がっています。空気入れで軽くポンピングするとシャボン玉のような泡が。密閉空間ができている証拠でしょう。
可能性を感じながら気合を入れて勢い良くポンピングすると、パンッ!パンッ!と音を立ててビードが上がりました。表面張力なのか何なのか、石鹸水効果侮れません。このタイミングで石鹸水ではなく、シーラントを使ってビードを上げることもできそうですが、ネバネバした液体が周りに飛び散りそうなのでちょっとやる勇気はありませんね…粘度が高く石鹸水より効果が高そうなので、やるなら最終手段で、屋外作業かな。
AF-1を使わずに上がってしまったのは意外でしたが、とにかく上がってくれてよかった〜。なんとなくこの状態でしばらく放置。空気が漏れる様子を見ます。
最大の難関はクリアですが、この後も作業はけっこう続いたので、今回はここまでにして次回に続く…。
そういえば今日は七夕です。このブログも丸一年…もっと色々なことを書くつもりで始めましたが、自転車ネタオンリーで、更新も稀。誰に求められるでもなく、何のためにやっているのかもよく分かりませんが、この調子で細々続けようと思います。
*1:横着してタイヤをリムから外さず隙間から流し込むような感じだったので、量が少なかったという可能性もあり
ちょこっとだけRove LTD紹介
前回の記事で少し触れましたが、Konaのグラベルロードを買いました。2018年モデルのRove LTDというモデルです。詳細スペックはKonaのサイトを見れば分かるので省略しますが、主な特徴だけ挙げると…
全体的に細身のフレーム構成の中で、テーパードのヘッドチューブと扁平なカーボンフォークで前はガッチリ、タイヤも太い…で、初見はかなりアンバランスに感じましたが、見慣れてくるとチャーミングです。
853というのはレイノルズのスチールパイプの中では最上級グレードらしく、自己満足度高し。通常のクロモリと比べ、軽くて強いとのこと…だが、ぼくの非常に限られた自転車経験では乗り味に与えている影響なんて残念ながら分かりません(タイヤによる乗り味の方が特徴的過ぎて…)。シートチューブのロゴを眺めて、ただ悦に浸ります。
コンポはSRAMのForce 1で、シマノでいうところのUltegraに相当するセカンドグレードです。ぼくにとっては完全に過剰スペックですが、レバーやクランクがカーボン製だったりするのは、これまた自己満足度高し。ただ、変速時にチェーンとスプロケ辺りで鳴る金属音が大きいです。どうもショックも大きいような…滑らかな変速というより、素速い変速…なのか?調整の問題でもなさそう。シフト操作はダブルタップというSRAM独自の方式ですが、シマノSTIの経験がないので特に違和感を感じることも無し。シフトアップはスイッチ操作のような感触で、結構好きです。ブレーキはもちろん油圧ディスク。ミネラルオイルではなく、DOT5.1なので交換のハードルは少し上がります。まだ先の話ですが、店に頼むか、自分でトライするか…ブレーキホースが完全外通しなので、整備性は高そうです。
4月の初旬に購入してから、2月弱で近場を中心に600kmほど走りました。グラベルロードバイクとはいえ、やはり日本なので舗装路の走行が中心です。履いているタイヤもWTBのHorizonで、ノブ無しですしね。タイヤは650x47cで太いですが、通勤に使っているクロスバイク(Allegro Sport Disc; 700x32c)よりはスピードが出ます。ぼくの脚力だと、舗装路は25〜30km/h程度で走ると負荷が程よい感じです。同程度の負荷だと、クロスバイクより5km/h近く速いかもしれません(何による差だろ?)。(8/11 修正)先日久しぶりにクロスバイクでも速度を測りながら乗ってみたところ、普通にしていても30km/h前後出ていました。加速は鈍いものの、クロスバイクでも似たような速度が出るようです。
未舗装路の走行については今のところ川沿いの砂利道の割合が多くて、山道を少々。林道は2箇所訪ねてみた所がどちらも入れず…。冒頭の写真は桂川のサイクリングロードを並走する砂利道ですが、路面だけ写すとこんな感じ。砂と小粒の石混じりの路面で凸凹も少ないです。
こういう感じの道は、直線なら気兼ねなくガンガン走れます。速度は舗装路より5km/hほど落ちますが、追い風だと気がつけば30km/h超出ていることもあります。あと、ゆっくり走ると尻に伝わる地面の感触が心地よいです。ノブなしのタイヤでは曲がる時にちょっと気を使うので、同じくWTBのタイヤなら、ByWayやVentureがベターでしょうね。
下の写真のような荒れた山道を登るのはちょっと厳しいです。ずるずる滑りますし、凹凸を越えるのもかなりのテクニックを要します。下り基調ならノブ付きのタイヤを履かせればある程度楽しめそうです。WTBならSenderoですかね。
こんな感じの、Horizonでも走りやすい山道にはなかなか巡り会えないものです…。
コロナな世界で
更新サボりまくりです。
前回の記事の後、購入したテンションメーターを使ってスポークの振れ取りをし直したり、泥よけを留めるボルトが緩みやすい(一度脱落しました…)のでスプリングワッシャーを入れてみたり、いくつかその辺の記事を書こうかと思ったのですが、面倒になっちゃいました。Google検索からのアクセスがいつの間にか増えているなと思い、「JAMIS」+「フロントシングル」で検索かけてみると、このブログが一番上に出てくるようになっているのを発見してビックリした…とか。
そんなことより世の中はコロナで大変です。ぼくも4月とGWの連休に予定していた旅行をキャンセルしました。外出を完全に控えているかというと、遠出はしないまでも嫁さんとご近場の神社や寺を拝見しに行ったりはしてしまっているのですが…。
4月の上旬の写真ですが、この頃は自粛の影響で見事に閑散としていました。
しかし、先週末に桂川沿いのサイクリングロードを自転車で走っていると、公園やグラウンドは親子連れでいっぱいでした。観光地やショッピングモールに行けなくなった人々が集中しているのでしょうけど、これでは流行はしばらく収まらんな…と感じた次第。
渡月橋のようないかにも観光地というスポットは、やはり空いていましたけど。
あ、通勤用のクロスバイクに加えて遊び用のグラベルロードを買っちゃいました。2018年モデルがかなりお安くなっていたのを衝動買い(定価ではとても買えません…)。
こんなご時世ですが、近場でどこにも立ち寄らないレベルのサイクリングは楽しませてもらっています。もっと気兼ねなくあちこち行きたいのですが…早く収まらんかな〜。
スポークの首とんだ
先日のこと。50キロ弱走って帰宅した後、後輪を空転させたところ左右にうねうねとかなり大きく振れていることに気が付きました。こないだ振れ取りしたばかりなのに…と思いながら観察していると、なんとスポークが一本切れているではありませんか。写真を撮っておけばよかったのですが、ハブの穴を通る首折れ部分で切れて先がなくなってしまっていました。その日、途中から聞き慣れない小さな接触音が後ろの方で聞こえることがあったのですが、折れたスポークとハブが当たる音だったようです。
周囲のスポークを見ればどこを通せば良いのかは分かることを確認してから、折れたスポークをくるくる回して取り除きました。
替えのスポークがあれば修理は自分でできるだろうということで、翌日に四条のワイズロードに行ってみました。折れたスポークを持参して、同じ長さのスポークがないか聞いてみたところ、長いスポークを切って同じ長さのものを作ってくれるとのこと。価格を聞くと、一本たったの86円でよいとのこと。ものはSAPIMのLEADERというやつでした。安いので予備も含め3本購入しました。
100本で8600円というのが小売価格なので、工賃なしの素の値段売ってくれたようです。専用の工具で切断してネジを切るという、それなりの作業だったのに、いいのかな?ありがたいことですが、それだけでは悪い気がしたので、前から買おうと思っていたウェットタイプのチェーンルーブも一緒に買わせてもらいました。
さて、帰宅して修理作業に入りますが、折れたスポークはフリー側で、そのままではスプロケが邪魔してハブの穴を通せません。フロントシングル化の作業以来、久しぶりにスプロケ外しの工具(フリーホイールリムーバー?)を使いました。
スプロケを外してしまえば、あとはハブの穴にスポークを通し、周りのスポークを参考にしながら他のスポークと適切にクロスさせて、先をニップルまで持っていきます。少々無理やりに…。あまりニップルをホイールの中に押し込んでしまうと、中のリムテープを痛めそうなのでそこだけ気を配りました。あ、あとタイヤの空気は抜いておきました。
スポークの先がニップルに入ってしまえば、あとはニップルをクルクル回して締め込んでいくだけで見た目は普通になります。工具さえあれば、ここまでは簡単な作業です。
あとは振れ取りですね。前回と同じように作業しましたが、何本かニップルがゆるゆるになっているところがありました。テンションが不十分なスポークのせいで、折れたスポークに過剰な負荷がかかった?前回の振れ取り後、山道を走ったり少々無理をさせたというのもあるかもしれませんが、振れ取りの際に締め過ぎも怖いと少し緩めたところもあったので、それが失敗だったように思います。締め付けの甘いねじは緩みやすいので、振動により更にどんどん緩んだのでしょう。
やはり経験のない素人の感覚では適正なテンションが判断できないということで、テンションメーターを発注しました。
以降はおまけ。
交換したスポークは高名なSAPIM製でしたが、元々ホイールで使用されているスポークはどこのだろうと気になりました。スポークヘッドの刻印を見ると下図のような”S”のようなマーク。
ネット検索していると、良いサイトがありました。凄い数のスポークが網羅されています。
www.mrrabbit.netで、上図の”S”みたいなのもページ中央やや下にありましたが、残念ながら“Unknown”ということでした。まぁ、知れたメーカーのものではないということが分かりました。お手頃クロスバイクに付いていたホイールなので、そんなものですね。
前後輪のタイヤの摩耗具合が違うため入れ替えをしたので、タイヤを外したときにホイール単体(リムテープ込)の重さを測っておきました。鉄下駄なのは、言わずもがなですね…。