ふしみんちゅ日記

趣味に関することなど、徒然に…

なんちゃってMTB化

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MTB風味

先日友人と和束町湯船のMTB LANDに行ってきました。自転車を操ること、走ること自体の楽しさやスリル感は舗装路を走っているだけではなかなか感じられないもので、どこかに辿り着いて感じる満足感とはまた違う良さがありました。

で、そんなこともあって、林道や里山っぽい未舗装路をもっと走りたくなりました。グラベルロードなんていう、ロードバイクみたいなかたちの自転車でちょっとした山道を走ったりもするくらいなので、クロスバイクでも太いタイヤを履かせればいけるだろうということで、試してみることにしました。

いつものBike24で物色…。お試しなので安いものから見ていって、すぐによさ気なものを見つけました。28x1.60(42-622)でブロックパターンのフォールディングタイヤ。お値段は1本15.04ユーロ。ContinentalのAT RIDEというタイヤです。

www.continental-tires.com

普段の通勤用には元の32cのタイヤを履かせるつもりなので、外して置いておくにはフォールディングタイヤの方が良いかな…と。ワイヤービードのAT RIDEは10.86ユーロで、更にお手頃です。ワイヤービードなら、SchwalbeのSmart Samというやつも10ユーロ前後で数タイプあるので、そちらもよさ気です。センターはスリック気味、ショルダーだけブロックパターンにして舗装路も未舗装路もいけますというタイプのタイヤもあるので、いつか試してみたいですね。

チューブも太いタイヤに合わせる必要があるだろうと思い、SchwalbeのSV17も注文。28cから47cまでいけるタイプになります。あと、ステムとハンドルバーなんかも一緒に買いました。送料が結構高いのでまとめて買わないと…。

 

時は流れて…写真はいきなり元のタイヤが外された後の状態です。物は発注から2週間しないくらいで届きました。これから取り付けというところで記念にパチリ。

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これから付けます

タイヤの取り外しは、以前ダホンのタイヤを交換した時と比べてはるかに楽でした。タイヤレバーを使わず、素手でも難なく外せました。タイヤと共に取り外したチューブには700x28/32Cの文字。32Cまでしか使えないチューブというように見えますが…Schwalbeの47cまで対応したチューブと幅は変わらないようです。

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新旧チューブ

重さを計ると、KENDA:141g、Schwalbe:157gでした。タイヤの方はAT RIDEが441g、元々付いていたKENDAが530g〜540gくらいでしたので、意外でしたが、合計すると軽くなります。

取り付けはまずは片側のビードをリムにはめ、隙間からチューブを入れます。その際、チューブには少し空気を入れてくと良いのですが、1本目は忘れて、後から入れました。

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チューブには少し空気を入れときましょ…。

サイドウォールのロゴをバルブのところにもってくるのがセオリーのようです。あとは、タイヤの回転方法に注意。

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回転方向を確認

チューブが入ったら、反対側のビードをリムに入れていきますが、タイヤレバー無しで簡単に終わりました。拍子抜け。

チューブが変なところに挟まっていたりしないよう、タイヤをよく揉み揉みしてほぐしてから空気を入れました。

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前輪終わり

後輪も同じ作業を繰り返して、こちらも難なく完了。次にハンドル周りに移ります。

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ハンドル周りの交換部品

ハンドル周りのパーツは合計で60ユーロしないくらい。

ハンドルバーはKCNCのRAMPANT。KCNCのハンドルバーラインナップの中では一番廉価なシリーズのものになるかと思います。ライズが15mm/1inch/1.5inch/2inchの4タイプありましたが、1.5inchを選択。ステム(procraft)は25°で70mmのもの。元のハンドル・ステムと比べて、かなりアップライトなポジションになるよう選びました。

グリップは元のグリップがボルトで固定するタイプ(ロックオン?)ではなく、付け外しがとても大変なので、この機会に交換しました。エルゴノミック形状で見た目がシンプルなfablicのものを選びました。

取り付けは全く写真がありません…。ハンドルの付け替えだけであれば、大した作業にはならないのですが、幅広ハンドルに対してブレーキワイヤーの長さが前も後も足りず。それは予想通りで、多少であればハンドル幅を詰めればどうにかなるだろうと目論んでいたのですが、高さも増しているせいか、全然ダメそうでした。以前ダホンのブレーキレバーを替えた時に付属されていたワイヤーが使用されずに残っていたのでそれを使うことにしました。

フレームの中にワイヤーを通したり、長さを調整したり…形が整うと今度はブレーキの調整…で、ここが一番時間が掛かったかもしれません。元のハンドルに戻したら今度はワイヤー長過ぎで不細工になるんだろうな…どうしよ?

なお、シフトワイヤーの方は元々余裕があったのか、換えずに済みました。

 

予定外の作業はありましたが、これで完了。タイヤの存在感がなかなか…元のタイヤはサイドに反射素材のストライプが入っていて目を引きましたが、それがなくなり足回りが真っ黒になりましたね。うむ、精悍。

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できあがり

未舗装路へGO!…ですが、既に14時頃になっていたので峠越えして林道にというわけには行かず、手近なところで桂川沿いのサイクリングロードに並走した砂利道に突入してみました。

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未舗装路へGO

こうなりました。

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ひっつきむし

サス付きMTBのような無敵感はないものの、砂利道や茂みの少々の凸凹なら苦もなく越えて進んで行ける感じはあります。小さめのブロックパターンなので、踏み固められたような砂地や土の地面だとグリップは上々。舗装路では多少の違和感を覚えますが、慣れるとさほど気にならなくなりました。

ポジションは煮詰めていく必要がありますが、テキトーに選んだ割には結構上手くいったと思います。ガッツリ山に入っていくのか、舗装路が行程の大半を占めるのか…など、どのようなシチュエーションを想定するかによって望ましい姿勢は変わり、これがベストというのがあるわけではないようにも思います。

 

この自転車でどこまで行けるのか…楽しみは広がります。

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桂川にて

しかし、JAMISでフロントシングルのMTBクロスバイクって…存在を忘れていましたが、まんまSequelでしたね…そのへんのジオメトリを参考にすればよかったのか。